労務ニュース

花上グループ 人事・労務問題相談室

花上グループ 人事・労務問題相談室

高年齢雇用継続基本給付金とは...??

【 質 問 】saishushoku.jpg
 他社で定年となった労働者を採用することになりました。フルタイムではなく週4日の契約社員であるため、前職よりかなり給与は減る見込みです。
 何か補助があると聞いたのですが、どんなものでしょうか?


【 回 答 】
定年後に継続して雇用されている場合でも、業務内容や勤務日数等により賃金が低下することがあります。この場合、一定の条件を満たしており、申請を行えば高年齢雇用継続給付が雇用保険から給付されます。

高年齢雇用継続給付には、2種類あり、それぞれ支給要件があります。

◆ 高年齢雇用継続基本給付金

  • 失業給付等の基本手当を受給していない
  • 60歳時点の賃金と比較して、60歳以後の賃金(みなし賃金を含む)が60歳時点の75%未満となっている
  • 60歳以上65歳未満の雇用保険被保険者であること
  • 雇用保険被保険者であった期間が5年以上あること

◆ 高年齢再就職給付金

  • 失業給付等の基本手当を受給し、基本手当の支給残日数が100日以上ある状態で再就職している
  • 60歳以後の再就職であること
  • 再就職後の賃金が基本手当の賃金日額を30倍した額の75%未満となっている
  • 60歳以上65歳未満の雇用保険被保険者であること
  • 基本手当についての算定基礎期間が5年以上あること
  • 1年を超えて引き続き雇用されることが確実であると認められる、安定した職業に就いたこと
  • 同一の就職について、再就職手当の支給を受けていないこと

 支給額は、月ごとの賃金低下率に応じて支給となり、60歳時点の賃金の最大15%となります(支給限度額あり)。ご質問のケースですと、失業給付を受けているかどうかで、どちらの給付金となるか変わります。なお、この制度は、今後2025年には最大10%へ縮小となり、2030年度以降は廃止となることが決定されています。


~この他、ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい~

相談室では、皆様からのご質問・取り上げて欲しい記事のリクエストを募集しています。

人事・労務管理のことなら
閃光舎へお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちらから