労務ニュース

「令和元年賃金構造基本統計調査」結果公表ほかニュース

「令和元年賃金構造基本統計調査」結果公表
     -今回から外国人労働者の賃金も集計

 厚生労働省が発表した結果では、一般労働者の月額賃金は男女計が30万7700円(年齢43.1歳。勤続年数12.4年)で前年比0.5%増。男女計と女性で過去最高。また、短時間労働者の賃金は男女計で1時間あたり1148円(年齢46.1歳。勤続年数6.0日)で前年比1.8%の増加となりました。今回から外国人労働者の賃金も公表され、一般労働者では22万3100円(年齢33.4歳。勤続年数3.1年)、短時間労働者では時給1068円(年齢29.1歳、勤続年数1.7年)となっています。
※ 金額、年齢、勤続年数は全て平均

パワーハラスメントも明記される
     -精神障害の労災認定基準に

 厚生労働省の「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」が、報告書を取りまとめました。これは労働施策総合推進法の改正により、今年6月からパワーハラスメント防止対策が法制化されることに伴う、労災認定基準の見直しを行ったもので、「具体的な出来事」の「類型」の中に「パワーハラスメント」が追加されました。このほかパワハラに該当しない「(ひどい)嫌がらせ、いじめ」「暴行」について、「同僚等から」受けた場合が加筆されました。これらを反映した認定基準は既に通知済みです。

8月31日まで延長決定
     -労働保険料等の申告・納付期限

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、従来は7月10日とされていた労働保険料等の申告・納付期限が、8月31日まで(納付は全期・第1期)延長されました。なお、3期による分割納付を行っている場合の第2期、第3期の納期限は従来通りとなります(事務組合の場合で第3期は来年2月15日)。なお、今年2月以降の任意の期間(1ヵ月以上)で事業に係る収入が前年同期比2割以上減少等の場合、労働保険料等納付の1年間猶予を受けることもできます。詳しくは各都道府県労働局へ。

新型コロナウイルスに関連する下請取引Q&Aを公表
     -遵法性を担保しつつ危機を乗り切る

 中小企業庁と公正取引委員会は、「新型コロナウイルス感染症拡大に関連する下請取引Q&A」を作成しました。これはコロナ禍下における様々な下請け取引上の問題について、違法性のある対応のための考え方をまとめたものです。「発注の取消しや受領拒否等に係る問題」「下請事業者の納品等に係る問題」など、四大別で全体で13の現実に起こりそうな場面を想定し、具体的な対応についての適否と法律的な根拠を整理して回答しています。Webサイトから閲覧できます。

女性活躍状況を4類型に分ける試み
     -女性活躍の両立支援に関する調査で

 労働政策研究・研修機構が行った全国調査を受けて、同機構では調査結果から4つのグループ分けを行い、それぞれの課題を抽出しました。女性常用労働者の割合が少ない第1グループ(製造業、建設業など)、常用労働者に占める女性割合も女性管理職比率も中程度の第2グループ(小売業や金融・保険業)、上記の割合がいずれも高い第3グループ(医療・福祉や宿泊・飲食サービスなど)、いずれも中程度だが労働時間の長さが問題の第4グループ(情報通信業など)に分けています。

前年末に比べて7.4%増の約293万人
     -2019年末時点の在留外国人数

 法務省発表のデータによれば、2019年末の在留外国人数は293万3137人で、前年末に比べ20万2044人、7.4%の増加となり、過去最多となりました。国籍別ではベトナム(約41万人)の伸びが24.5%増と特に顕著(国別人数では中国の約81万人、韓国の約45万人に次いで3位)な一方で、2位の韓国は前年比0.7%の減少となりました。在留資格別では「永住者」や「留学」が2%台の伸びにとどまっているのとは対照的に、「技能実習」が25.2%もの大幅増となっています。

【全国安全週間に向けて】
 毎年7月1日~7日は全国安全週間です。今年のスローガンが「エイジフレンドリー職場へ! みんなで改善 リスクの低減」に決まりました。「エイジフレンドリー」とは「高齢者の特性を考慮した」を意味する言葉で、WHOや欧米の労働安全衛生機関で使われています。労働災害における死傷者中の60歳以上の労働者が占める割合は増加傾向にあります。今年はこのような事情を背景に、「高齢者」に重点が置かれます。「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」が3月に公表され、これが啓発の軸になりそうです。コロナ禍で事業所等の安全大会の見送りや延期の動きがあるものの、「全国安全週間」の日程は変わりません。しっかりと活動したいものです。

7月のあいさつ ~ビジネスレターのヒント
「暑さの盛り」
「炎暑の候」「猛暑の候」「小暑を過ぎ夏本番を迎えましたが~」

「梅雨」という区切り7月のご挨拶
「梅雨が明けて夏本番となりましたが、」
「ここ数日、戻り梅雨でじめじめした日が続きますが」

その他
「入道雲」「夏祭り」「七夕(の短冊)」「ビール」「涼が恋しい季節」「ヒマワリ」「アサガオ」「今年も折り返し点を過ぎましたが」

※ビジネスレターの書き出しのヒントになる言葉の例を毎月まとめます

人事・労務管理のことなら
閃光舎へお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちらから