労務ニュース

「労働経済白書」の動画版を公表ほかニュース

「労働経済白書」の動画版を公表
     -厚生労働省の白書では初の試み

 厚生労働省は昨年9月27日に閣議報告済みの「令和元年版 労働経済の分析」(「労働経済白書」)の動画版をこのほど作成、公表しました。動画版は白書の第2部「人手不足の下での『働き方』をめぐる課題について」のポイントや企業の取り組み事例を紹介しています。全体版は約27分で、人手不足や働きやすさ、働きがいといった問題について概況を把握できます。四部構成の最後の「企業の取り組み事例」では、担当者へのインタビューも行っています。

「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」開設
     -労働市場の「見える化」をめざして

 厚生労働省は、3月19日に「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」の運用を開始しました。その名の通り、「職業」に関する総合サイトで、約500もの具体的な職業について仕事内容や求められるスキルなどを、文章はもちろん動画も交えて説明しています。求職者向けのキャリア分析や企業向けの人材採用支援、在職者に身につけさせたい能力を明確化する人材活用シミュレーションまで、活用する対象者や用途の面でもまさに「総合」的なサイトになっています。

ガイドラインを厚生労働省が公表
     -高年齢労働者の職場での安心、安全をめざして

 厚生労働省は3月16日、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(通称:エイジフレンドリーガイドライン)を公表しました。今後高年齢労働者の就労が進み、労働災害における高齢者の割合も高くなると想定される中で、高年齢者にとって安心して働ける職場作りのために必要な取り組みの事項をまとめたものです。事業者に求められる取り組みのみでなく、労働者本人に求められる取り組み、国や関係団体等による支援の活用についても言及しています。

「新・ダイバーシティ経営企業100選」選定
     -多様な人材の能力を活用

 多様な人材の能力を最大限に引き出し、経営成果につなげている企業を選定する「新・ダイバーシティ経営企業100選」の令和元年度分として、経済産業省は18社を選定しました。平成24年度から毎年実施しているもので、平成27年度から選定における「重点テーマ」を決め、この時から「新」と銘打っています。令和元年度は4つの重点テーマが指定されましたが、「外国人・シニア・チャレンジドの活躍」というテーマヘの応募企業が多かったようです。

企業向けのハンドブックを作成
     -外国人留学生をどう採用し戦力化するか?

 経済産業省、文部科学省、厚生労働省は、企業が外国人留学生等の採用選考や採用後の柔軟な人材育成や待遇等を実践するためのハンドブックをこのほど策定しました。大きく二部構成になっていて、前半は外国人留学生の採用・活躍に向けての12のチェックリストと各リストの活用法の解説、後半は採用・活躍に向けたベストプラクティス集として、具体的な企業の取り組み事例を27社分紹介。外国人活用を重視する企業には必読の内容となっています。

中小企業成長促進法案が閣議決定
     -中小企業の事業承継をやりやすく

 高齢化に伴う中小企業の事業継承の円滑化を図るための中小企業成長促進法案が3月10日に閣議決定されました。法案の最重要ポイントは経営者保証の解除支援。これは後継者候補が経営者保証を負うことをためらい、これが事業継承上の障害になっている問題を踏まえて、事業継承時に経営者保証なしの債務借り換えのための信用保証制度の追加などの内容が盛り込まれています。今通常国会に提出され、成立すれば6か月以内に大半が施行の予定です(3月23日現在)。

5月のあいさつ ~ビジネスレターのヒント
「緑」「風」
「新緑の候」「薫風の候」「葉桜の候」「若葉の緑が映える季節となりました」「風薫る五月となりました」「五月の風が新緑の薫りを伝えてくれるこのごろですが」

「往く春」「向かう夏」
「惜春の候」「薄暑の候」「向暑の候」「立夏の候」「軽暑の候」
注)2020年の立夏は5月5日

その他
「八十八夜の別れ霜(を過ぎ)」「鯉のぼり」「走り梅雨」「初鰹」
その他屋外活動(スポーツやドライブなど)にちなんだ言葉

※ビジネスレターの書き出しのヒントになる言葉の例を毎月まとめます


【五月病対策を】
 新年度=新生活スタートから1か月。大型連休を挟んだ5月は、精神的なバランスを崩す、いわゆる「五月病」の季節でもあります。 2018年4月にチューリッヒ生命が実施したアンケート調査によると、過去に五月病になったことがあると答えたのは男性21.6%、女性25.0%という結果となりましたが、特に20代の女性は39.2%と、約4割にのぼりました。ちなみに女性は年代が高くなるにつれて割合が下がっていくのに対し、男性は30代(28.0%)が最も高く、次いで20代、50代と続き、40代男性は13.6%と非常に低くなっています。職場での各年代ごとの立場の微妙な違いが関係しているかもしれません。労災防止のためにも、企業全体として社員の五月病対策、ストレス対策に取り組みたいところです。

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