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「8時間労働」の起源 はたらく百景

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「8時間労働」の起源
 労働基準法による法定労働時間は週40時間以内、1日8時間以内です。この「1日8時間」は国際条約でも定められており、「人は1日8時間働く」というのが世界的に見ても原則になっています。その起源はどこにあるのでしょうか?
 産業革命当時のイギリスの労働時間は1日10数時間にも及んでいたとのことですが、その後、八時間労働起源労働者の健康や生産性の低下が問題視され、労働時間の法規制に着手。 1874年に平日の労働時間を1日最大10時間とする法律が定められました。
 一方アメリカでは1886年5月1日に、ニューヨークやシカゴなどの大都市で、労働者が8時間労働制を求める大規模ストライキを実施。これがメーデーのきっかけと言われています。そしてこれに刺激を受ける形で1890年5月1日に世界規模の労働運動が展開されました。これらの運動のスローガンが「仕事に8時間、休息に8時間、自分のやりたいことに8時間」というものでした。これは「8時間労働の歌(Eight Hours)」として歌われるようになったと言います。これらの動きの後に、1919年に国際労働機関の第1回総会で「1日8時間、1週48時間」が基準化されました。
 現在多くの国でこの基準が採用されていますが、例えばフランスは「週35時間」が法制化されており、短くなることはあっても長くなる流れは見られません。これまで時間外労働で上限規制のなかった日本でも、今年4月に中小企業を含めて上限規制が施行されるようになりました。メーデーを迎える5月は、労働時間の短縮を求めて運動を起こした100数十年前の人々の思いを想像してみてはいかがでしょうか?

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