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週休3日制は実現するか?

ニッポンの休み方

週休3日制は実現するか?
 今年初めにフィンランドの首相が「週休3日制導入を検討している」と表明したとのニュースが流れました。結局これは誤報でしたが、すでに日本企業の一部で実験的に試行した例があるほか、中国の中国社会科学院などが2018年7月に発表した「2017-2018年中国レジャー発展報告」の中で、2030年までに全省で「週休3日制」を導入し法定労働時間を週4日×9時間=週36時間にすることを提言するなど、国外でも週休3日制導入に向けた研究が進みつつあるようです。ワークシェアリングの観点からも検討したい制度です。
 進展中の「働き方改革」においても、フルタイム正社員に完全週休3日制が導入されるのが、いねば究極のゴールと言えるかもしれません。ですが、実際にいろいろな機関がアンケート調査を取ってみると、導入に反対する声も一定の割合存在します。その理由を見ると、週休3日による収入減への懸念が多く、そのほかにも出勤日へのしわ寄せ、出勤日が少ないことによる営業機会の目減りと業績への影響の懸念、などが見られます。3gatukarenda.jpg
 ところで、その前段階(?)の完全週休2日制はどの程度浸透しているのでしょうか?「平成31年就労条件総合調査」(厚生労働省)によると、完全週休2日制かそれより実質的に休日が多い制度を採用している企業は、全体の52%にとどまっています。従業員数1000人以上の企業でもその割合は74.5%で、4社中1社は完全週休2日制より休日数が少ないという結果になりました。労働者割合で見ても、完全週休2日以上の人は67.2%という結果になりました。
 週休3日制の実現を図る前に、まずは完全週休2日制以上の休みの定着を進めることが、現実的な目標になるかもしれません。

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