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世界有数の「祝日大国」日本

ニッポンの休み方

世界有数の「祝日大国」日本祝日大国「日本」

 年次有給休暇の取得率が世界的に低く、サービス残業という言葉がはやるなど日本人には働き過ぎのイメージがあります。実際にOECD調べによる先進国の1人あたりの平均総労働時間のデータを見ると、2018年で日本は1680時間。これより上の国として米国(1786時間)や韓国(2005時間)、イタリア(1723時間)などがあるものの、イギリス(1538時間)、フランス(1520時間)、ドイツ(1363時間)などと比べると日本は長くなっています。もっともこのデータはフルタイム労働者とパートタイム労働者が含まれていて、パートタイム労働者が多い国では低い数値になる傾向があり一概に比較はできませんが、それでもドイツと日本では300時間以上の差があります。
 一方で1年間の祝日の数を比較すると、日本は2019年の場合で年間に17日の祝日があるのに対し、ドイツでは、例えばベルリンでは10日しかありません(ドイツでは州により祝日が異なる)。また、日本にはある「振替休日]がドイツにはありません。
 このように、祝日が少なく振替休日制度もないのに、年間総労働時間ではドイツの方が圧倒的に少ない。その理由はやはり有給休暇にあるようです。ドイツではおおむね30日程度の有休が認められ、しかもその取得率が極めて高い。数週間の長期休暇を取ることが当たり前に行われているようです。また病欠は有休日数から差し引かれません。
 日本の祝日の日数は、世界的に見てトップクラスの多さですが、個々人が取る有給休暇は少なく取得率も低い。組織全休で一斉に休むのではなく、交代で休み、組織としての稼働日数が十分に確保されることによるメリットについて、考えてみる必要があるかもしれません。

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