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パワーナップで業務効率の向上を図る

ニッポンの休み方

パワーナップで業務効率の向上を図るパワーナップ

 「パワーナップ」とは15~30分程度の短時間の仮眠のことで、コーネル大学の社会心理学者ジェームス・マース氏の研究に基づく造語です。アメリカ航空宇宙局(NASA)の調べによると、昼に仮眠をとった飛行士の認知能力、注意力がともに向上したとのデータもあります。先進国の中でも特に寝不足気味の人が多いと言われる日本でも最近、職場で昼寝、仮眠の時間を設ける試みが見られるようになりました。
 効果的なパワーナップのコツは2つあります。ひとつは、熟睡ではなく浅い眠りにとどめること。深い眠りを取ると起きた後に業務モードにスムーズに入っていけません。このため、仮眠は概ね20分以内、長くても30分で切り上げるべきとされています。もうひとつはカフェイン仮眠です。仮眠に入る前にコーヒーなどでカフェインを摂取しておくと、仮眠明けにすっきりと業務に復帰することができるといわれています。

 今年3月から、リラクゼーション・スペースを展開するとある企業が、寝具メーカーとタイアップしてリラクゼーションと仮眠環境をセット化したサービスを東京都内の7店舗で提供しました。その際、サービス時間を13時~16時に限定していましたが、多くの人から「時間をずらして利用したい」との声が寄せられたそうです。そこでこの企業では6月から時間帯を限定せず、営業時間全体に拡大しましたが、結果として12時~13時と、17時以降の利用が多いとのこと。やはり白昼堂々、仮眠に入るのは、一般にはまだまだハードルが高そうです。

 さまざまな調査で、ビジネスマンの睡眠不足の実態が明らかになっています。特にこれからの猛暑の時期は、昼の時間が長く、夜も寝苦しい日が続くせいか、睡眠不足を訴える人が増える時期です。企業として、従業員の睡眠マネジメントを改めて考え、具体的な策を講じてみてはいかがでしょうか?

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