労務ニュース

職場のマスク着用問題

仕事と健康  

 マスク着用問題インフルエンザや風邪の感染対策として、厚生労働省では、咳などによる飛沫感染を防ぐためにマスクを着用するなどの「咳エチケット]を呼びかけています。皆さんの社内でも、マスクを着用している人が少なくないのでは。
 衛生用品などの業界でつくる日本衛生材料工業連合会が女性総合サイトで実施したアンケート調査(社会人男女を対象)によると、「職場で周囲の人がマスクをせずにひどい咳をしていたらどう思うか」という質問に対して、「かなり不快」が47.5%、「少し不快」が26.4%と、7割以上が不快と感じています。しかし、マスクをして咳をしていれば、「しょうがない」(34.7%)、「可哀想だと思う」(29.6%)といった回答が多くなっています。また、すっぴん隠しや防寒目的のダテマスクでの出社に対しては、「アリ」だと思う人が6割、「ナシ」が4割。しかし、初対面でのアポイントでは「アリ」が4割、「ナシ」が6割と逆転。マスクを外すのがマナーと考えている人も多いことがうかがえます。
 ダテマスクでなくとも、企業の営業職の7割、美容師の5割が「マスクをつけて人前に出る仕事をすることに抵抗を感じる」というアンケート結果(大鵬薬品工業)もあります。
 とくに接客業などではマスク着用は失礼にあたるとして、着用を避ける傾向にあるようですが、その一方で、咳をしながらの接客はマナー違反という声もあり、賛否両論あるようです。職業による違いや、経営者や従業員個々の考え方によっても、マスク着用に関する対応は異なることでしょう。読者のなかには、常にマスクを外さない従業員や、命じてもマスクを着用しない従業員に苦慮した経験がある人もいるかもしれません。会社としては、こうした場合を想定して、たとえば就業規則の懲戒規定に業務命令違反の一つとして懲戒の対象となる旨を規定しておくことで、何らかの懲戒を科すことも考えられますが、総合的に事情を勘案したうえで、適切な対応が求められます。
 まもなく花粉症のシーズン。ここでもマスクの出番です。予想では、今年は昨年の3倍の花粉が飛散すると見られています。さて、皆さんの会社のマスク事情はいかがでしょうか?

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