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日照時間の短い冬に発症するうつ病

仕事と健康  

「冬季うつ病」をご存知でしょうか。日照時間とうつ病  

 うつ病は、その症状の現れ方や、症状による日常生活への支障の程度、特徴的な病型などによって分類されます。特徴的な病型には、典型的なうつ病といわれることが多い「メランコリー型」などがありますが、病型のひとつに「季節型」(季節性感情障害)といわれるものがあります。これは、特定の季節に発症し、季節の移り変わりとともに回復するタイプで、秋から冬にかけて、気分が落ち込んだり、過眠や過食になるなどの症状が見られるのが、「冬季うつ病」などと呼ばれています。「ウィンターブルー」ともいわれ、とくに20代、30代の若い女性に多く見られるそうです。
 そのメカニズムには日照時間が深く関係しているといわれています。太陽光を浴びることができないと、脳内の神経伝達物質の分泌に変調をきたすため、体内時計が乱れ、発症すると考えられています。そのため、日本よりも緯度が高く冬は極端に日照時間が短い北欧などでは、よく知られている病気なのだそうです。

 対策としては、積極的に太陽光を浴びることなどが挙げられていますが、冬至を迎える12月は1年でとくに昼(日の出から日の入りまでの時間)が短い時期。出勤するときは薄暗く、帰宅時にはすでに日が沈んだ後という人も多いことでしょう。そんな人でも、意識して昼休みなどに屋外に出て、太陽光を浴びたり、窓の外を見て目から光を取り入れるようにするといいそうです。もちろん症状が気になったり、日常生活に支障をきたすようであれば、精神科などを受診したほうがよいでしょう。

 うつ病にはさまざまなタイプがあります。冬に限ったことではありませんが、社内でも、部下や同僚のメンタル不調に気がついたり、相談を受けた場合には、プライバシーに配慮しつつ真摯に話を聞き、産業医や保健師への相談を促すなど、気配りを心がけたいものです。

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