労務ニュース

労働時間などで約7割が法令違反 ほかニュース

★ 労働時間などで約7割が法令違反   - 外国人技能実習生の実習実施者への監督指導

 厚生労働省は6月20日、全国の労働局や労働基準監督署が平成29年に外国人技能実習生の実習実施者に対して行った、監督指導などの状況について公表しました。これによると、監督指導した5966事業場のうち4226事業場(70.8%)で労働基準関係法令違反が認められました。おもな違反事項は「労働時間」(26.2%)、「使用する機械に対して講ずべき措置などの安全基準」(19.7%)、「割増賃金の支払い」(15.8%)の順となっています。

★ 求人サイトなどが適合メディア宣言   - 求人情報提供事業者の適正な情報提供を促進

 厚生労働省では6月1日、「求人情報提供ガイドライン適合メディア宣言制度」を開始しました。これは、求人情報サイトなどの事業者の情報提供の適正化に向けた取り組みを促進するもので、事業者がガイドラインに沿った業務運営を行うことを社会に対して意思表示する制度です。開始初日現在、38社105メディアが宣言を行いました。ガイドラインは求人情報適正化推進協議会が構築。宣言したメディアは同協議会のホームページ(http://tekiseika.jp/media-list/)で閲覧できます。

★ 建設業の社会保険加入の促進を徹底   - 新協議会が第1回会合を開催

 国土交連省は6月21日、今年3月に策定された「建設業働き方改革加速化プログラム」を踏まえ、建設業の保険加入促進の徹底や建設キャリアアップシステムの普及を促進するため、「建設業社会保険促進・処遇改善連絡協議会」(前身は建設業社会保険推進連絡協議会)の第1回会合を開催。加速化プログラムでは、「発注者に対して、施工建設企業は社会保険加入者に限定するよう要請」「保健未加入の建設企業は、建設業の許可・更新を認めない仕組みを構築する」としています。

★ 睡眠不足での運転乗務を認めず   - 国土交通省が規則を改正

 国土交通省は6月より、バス・タクシー・トラック事業における睡眠不足の運転者の乗務を禁止し、事業者に対して、点呼時に運転者が睡眠不足ではないか状況を確認することを義務付けました(旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則を改正)。人手不足などで労働環境の厳しい運送業界で睡眠不足が原因とみられる事故が相次ぐなか、居眠り運転に起因する事故を防止するとともに、働き方改革を進める観点から、事業者の意識を高めるのが狙い。

★ 男性の5.14%が育児休業を取得   - 平成29年度雇用均等基本調査

 厚生労働省が5月30日に公表した「平成29年度雇用均等基本調査(速報版)」によると、育児休業取得者の割合は、女性が83.2%(前年度比1.4ポイント増)、男性が5.14%(同1.98ポイント増)で、それぞれ上昇しています。男性のデータをみると、産業別では金融業・保険業が15.76%ともっとも高く、生活関連サービス業・娯楽業が1.19%ともっとも低くなっています。また、事業所の規模別では、規模の大きい企業を抑えて、5~29人の企業が6.13%ともっとも高くなっています。

★ 「ホワイト経営」の認証制度を検討   - 自動車運輸事業の働き方改革を見える化

 運転者不足が深刻化している自動車運送事業(バス・タクシー・トラック事業)において、国土交通省では、働き方改革に積極的に取り組む事業者の取り組み状況を見える化するため、「自動車運送事業のホワイト経営の『見える化』検討会」を設置。新たな認証制度の創設に向けて、6月11日に第1回検討会を行いました。これにより、認証企業の採用促進や長時間労働の是正が期待されます。8月には検討会が制度の内容をとりまとめ、来年度中の実施を目指しています。

今月の恒例行事・出来事カレンダー     2018.8 August

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 夏の省エネ総点検の日
 6月から9月のエネルギー消費量が増大する夏季に省エネルギーの取り組みを促進するため、国では毎年、夏の省エネキャンペーンを実施しています。そして、資源エネルギー庁では、8月1日を夏の「省エネ総点検の日」と定め、啓蒙活動を行っています。オフィスの冷やし過ぎや無駄な電力消費などについて、あらためて確認をしてみては。

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 山の日
 「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意義のもと、平成28年から、8月11日を新しい祝日とした「山の日」。お盆休みとあわせて、長い夏休みが取りやすくなるというメリットがあります。今夏は11日が土曜日ですが、今後も「山の日」の休日も含めて続けて夏季休暇をとるケースは増えそうです。

【 夏季休暇 】
  お盆の時期を中心に夏季休業を実施する企業や、夏季休暇を取得するビジネスマンが多い季節です。楽天リサーチが昨年、全国の会社員などに行った調査によると、夏季休暇を「取得する]と答えた人が76.1%、「取得しない]が14.5%、「未定]が9.4%という結果でした。取得の時期は「8月」がもっとも多く89.4%、予定取得日数は「4~5日」が38.5%で最多でした。一方で希望日数は「6~7日]が27.4%でもっとも多く、理想と現実にはまだ差があるようです。休暇中の予定では、「自宅で過ごす」という人が最多で40.2%。次いで「国内旅行」「お墓参り」の順でした。「帰省」は20代、30代で多いものの、それでも「自宅で過ごす]という回答が一番多く、どの世代でも暑い夏は外出せずに過ごしたいのかもしれません。

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