労務ニュース

冷房温度をめぐる静かなバトル

仕事と健康  

 6月1日からクールビズ実施という企業も多いことでしょう。ノーネクタイなどの夏の軽装がすっかり浸透してきた昨今ですが、これから真夏に向けて気温が上がっていけば、多くの地域において、冷房(エアコン)のないオフィスではとても仕事にならないでしょう。また、熱中症を予防するためにも今や冷房は欠かせない存在といえます。
 しかし、冷房の設定温度は、それを適温と感じる人もいれば、寒いと感じる人も、暑いと感じる人もいます。そして、寒いと感じる人のなかには、女性を中心に、自律神経に変調をきたし、身体の冷えや肩こり、疲労感などの症状が現れる、いわゆる「冷房病」に悩む人も少なくないようです(労災認定を受けられる可能性は低いといわれています)。そのため、オフィス内の冷房の設定温度をめぐる"静かなバトル"が起きてもおかしくはありません。その実態を裏づけるようなデータがあります。三菱電機ビルテクノサービスが平成29年、オフィスで働く20代~60代の男女1000人に行ったアンケート調査の結果です。
 同調査によると、回答者のオフィスの冷房の設定温度は、26℃(約25%)が最多。次いで28℃(約20%)、27℃(約19%)の順となっています。そして28℃設定のオフィスの場合、男性の約59%女性の約40%が「暑い」と感じていおり、「ちょうどいい」と回答した温度は26℃が最多でした。また、夏のオフィスが寒いと感じている人のなかで、女性の約80%、男性の約71%が「体調不良に結びつくことがある]と答えています。そのため、黙ってこっそり設定温度を変更したことがある人が、女性では約68%にのぼり、設定温度を上げる傾向がみられます(男性は印%で、設定温度を下げる傾向。
 寒いときには上着を着るなどの自己防衛のほかに、会社としても、設定温度の検討や席替えなど、健康に働くことのできる環境づくりを考えたいものです

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