労務ニュース

労働衛生の3管理

     -職場の安全&衛生

★ 労働者の健康を守るための3管理 ★

 労働者の健康を守るためには、労働衛生管理体制を活用して、作業環境管理・作業管理・健康管理を進めていくことが大事です。これを「労働衛生の3管理」と呼んでいます。以下、それぞれの管理の内容を説明します。
労働衛生の3つの管理

★ 作業環境管理 ★

 作業環境管理とは、作業場所の物理的環境(温度・湿度・気圧・照度・騒音等)や有害物質(有害ガス・粉じん・有機溶剤等)の気中濃度を、主として工学的な方法を用いてコントロールすることにより業務に起因する健康障害の発現を防ぐとともに、快適な作業が遂行できるようにすることをいいます。
 この作業環境管理を適切に行うためには、作業場所の物理的環境や有害物質の気中濃度を定期的に測定する作業環境測定が必要で、それは労働安全衛生法第65条に定められています。そして、その結果の評価に基づいて必要な措置を講じることにより、良好な作業環境を実現・維持し、労働者の健康を守っていくことになります。


★ 作業管理 ★

作業管理とは、作業時間・作業量・作業方法・作業姿勢等をコントロールし、保護具を適切に使用することにより、業務に起因する健康障害を防ぐとともに、快適な作業が遂行できるようにすることをいいます。
 作業時間管理の例として、パソコン等によるVDT作業では、厚生労働省のガイドラインで1連続作業時間は1時間を超えないようにすること、連続作業の間に10~15分の作業休止時間を設けることとされています。
 また、保護具は、有害な物質等が作業者の体内に取り込まれることを防ぐための器具で、防毒マスク・防じんマスク・保護眼鏡・保護手袋等があります。


★ 健康管理 ★

 健康管理とは、労働者の健康状態を一定の方法で継続的に把握することにより、疾病の早期発見、労働による健康への影響の評価を行い、その結果に基づく事後措置を的確に実施して、労働者の健康の保持増進を図ることをいいます。
 ここでは、産業医や保健師などの専門家の意見を積極的に取り入れて、労働者の健康障害を未然に防ぐとともに、さらに、健康増進につながるような取組みを行うことで、労働者の健康の保持増進を図ることが必要とされています。


★ 3管理を実行するための労働衛生教育 ★

 以上、労働者の健康を守るための労働衛生の3管理を進めていく場合に必要なのは、労働者の理解です。
 例えば、保護具を使用する場合にも、自分の健康を守るために必要であることを理解しないと着用することを怠る場合がでてきます。自分の行っている作業の有害性を理解してはじめて保護具の着用の必要性が理解できることになります。
 そこで、事業者は労働者に対して労働衛生教育を行うこととされています。労働衛生教育により、労働者に自分が従事する業務に関する労働衛生の3管理の具体的知識を教え、自主的に実行できるようにしてはじめて3管理の実効性が確保できることになるといえます。

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